・ソニーの出している高級志向ブランド「Qualia」の新製品として、26万2500円のヘッドフォンと18万9000円のMDプレイヤーが出たとか、、 > http://www.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0404/21/news057.html

まぁ、ヘッドフォンは昔から結構高いのはあって、STAX のコンデンサー型ヘッドフォン(イヤースピーカーとか言ってたっけ)のハイエンドのだと20万くらいしていたし、ムクだかサクラだかを削り出した木製ヘッドフォンで25万くらいのもあったので、そう驚きはしないんだけど、SACD に記録された 100KHz の音も再生可能、というのは何だかなぁ、、って感じ。

そもそも人間の耳には20KHz 以上の音は聞こえない、ということで、CD の 44.1KHz な規格が決まって、その後、アナログ LP とか SACD では 20KHz 以上の音も出ていて、耳では聞こえないけど皮膚で感じてα波が出る云々みたいな話があったのに、いまさら 100KHz の音を再生できるヘッドフォンを、、というのはちょっと消費者をバカにしてるんじゃないかって気がする。

# 実際問題、ヘッドフォンみたいに振動板が小さい場合、低音を出すのは困難だけど高音はいくらでも出せるので、100KHz が再生可能とか言われても別に驚くほどのこともない、って印象

MD プレイヤーも、デザイン的に凝っていて、ボディの削り出しにコストがかかるらしいけど、 MD 的な世界に高級感を持ち込むというのも野暮な話な気がする。

ソニーは前期の純利益を上方修正したらしいけど、PSX も売れてないそうだし、一般消費者の目から見ても欲しいと思う商品を出せてないように思うが、今回の Qualia の発表にもそのあたりの問題が露呈しているような気がするなぁ。。


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Last-modified: 2021-12-17 (金) 16:35:41