diary/Kojima

・「姑獲鳥の夏」

京極夏彦さんの「姑獲鳥の夏」が映画化されたということで見にいってきまし た.原田知世が久遠寺梗子/涼子の 2 役というのはかなりハマっていたけど, 他はちょっと??みたいな感じ.本で埋まっている京極堂を内土蔵で表現した あたりは面白かったけど,あれだけ説明セリフで話を埋めても,原作の半分も 説明しきれていないというのは,映画という表現の限界なのか,原作が半端で ないのか..原作を知らずに映画だけ見て果して話が理解できるかはかなり疑 問.

ここしばらく原作は読み直してないのでうろ覚えだけど,ざっと気がついただ けでも「ホムンクルス」の話とか四国のいざなぎ流呪術の話とか,あちこち端 折られていた印象.まぁ,中禅寺の語る「脳」の位置づけが「ドグラ・マグラ」 の受け売りだ,みたいなネタ探しはまた別の話題になるんだろうな.



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Last-modified: 2021-12-17 (金) 16:35:41