diary/Kojima

・Amazon と Bookweb

最近主に使っている書籍の Web ショップは Amazon と紀伊國屋 Bookweb なの だけど,この両者では「本を探す」という行為に対してずいぶん異なるアプロー チを取っている気がする.

Amazon の場合,ある書籍を購入した人に対して,その書籍を購入した人が他に どのような書籍を購入しているかを調べて,それを「本のおすすめ」として執 拗に紹介するスタイル.

一方,Bookweb の場合は,他の人には一切関係なく,あらかじめ登録したキー ワードや著者名を元に,日々登録されている膨大な数の新刊書の中から「リコ メンド・サービス」として新刊書籍を紹介するスタイル.

Amazon の場合は,「他の多くの人が買っている本」という情報を元に,一冊の 本から当初は想像もしていなかった本が紹介されることがあってそれなり に面白いとは思うものの,自分の専門領域に関しては,すでに(Amazon 以外で 買って)持っている本がエンエンと紹介されることもあったりして結構うっとう しく感じるのも事実.特に,ほんの気紛れでクリックした本を元に,その関連 書籍がエンエンと「おすすめ」に出てくるのを見ると結構うんざりしてしまう.

一方,Bookweb では,ある本をショッピングバッグに入れるとその本に関連す る売行きのいい本が表示されることがあるものの,基本的には新刊書の中から, 登録した項目に該当する本を表示するスタイルなので,新しく調べたい分野で 過去に遡って基本的な資料を探す,みたいな用途には使いにくいものの,すで によく知っている分野については,その分野の新刊書は「リコメンド・サービ ス」として確実にヒットするので取りこぼしが無くなる.

多分,この 2 つは「本の探し方」の両極端なスタイルを実現しているのだと思 うけど,Bookweb の方が楽な気がするのは,新しい分野を発掘する意欲に欠けて きた証拠なんだろうなぁ,,(苦笑



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Last-modified: 2021-12-17 (金) 16:35:41