・skge ドライバ
手元の Athlon64 なマシンで VMware を動かしてたりすると,いつの間にか samba なファイルサーバとの接続が切れてマシン自体のネットワークも通信不 能になるトラブルが発生.当初は何が引き金になっているのかも分からず, しばらく首を捻っていたのだけど,どうやら 4GB を超えるようなファイルを 転送しようとするとトラブルが発生するらしいことに気づく.
当初は,2.6.20 系のカーネルに(パッチをあてたりして対応した) vmnet.o あ たりのせいかと思って,新しい WS6βや Server の方を試したり,Linux のカー ネルを古いもの戻したりと,あれこれ試してみるも状態は改善せず.
さて困ったなぁ,,と思いつつ,ふと気づいて Linux 上から直接 FTP したところ, これでもしっかり 4GB 超えくらいになると固まっていた..orz
# 4GB超えのファイル一つで詰ることもあれば,最初の一つ二つは転送できるけど,その次くらいで詰ることもあったりして,必ずしも再現性があるわけではないところが悩ましい
ここしばらくカーネルレベルのトラブルに遭遇したことがないのでつい見落し ていたけど,どうやらオンボードのGbEチップ用の skge (Marvel Yukon Chipset & SysKonnect GbE Adaptor 用)ドライバが,巨大なファイルを転送す ると詰ってしまうことがあるみたい.
00:0a.0 Ethernet controller: Marvell Technology Group Ltd. 88E8001 Gigabit Ethernet Controller (rev 13)
一応,このモジュールには debug オプションを指定可能で,modprobe 時に debug=XX という引数を渡せば,詳細情報を表示してくれるんだけど,表示する情報は ロードした時のハードウェア情報程度で,動作中の情報とかは表示されない模様.
とりあえず 2.6.19.x 〜 2.6.20.6 くらいまでは詰ると rmmod ができなくて再 起動するしかなかったのだけど,2.6.20.7 に更新すると rmmod はできること もある(できないこともある)ようになったので,多少は改善されたと言うべき だろうか.
開発者的には,2.6.18系くらいまで戻してどのへんから問題が発生しているか を追及したいところだけど,管理・運用的な視点だと最近は GbE なカードも数 千円で手に入るから,別のカードを調達する方が簡単な気もするところ.
そー言えば、今使っているカーネルは swsuspend2 パッチをあてたりもしているから、 そのヘンの影響も考えないといけないか。