・SCO 問題決着(続き)
SCOのサイトにも,判決に対する声明 があがっていたけど,今までの攻撃的な調子から一転して,「今回の判決は,当社が開発している 製品(UnixWare や Gemini 64)には影響しない」等々と守りの調子になっているのが笑える.
もちろん,ここに書いてあるように,1995年以降に SCO が自社で開発した機能 は判決でも認められたように SCO が知的所有権を有しているのだけど,SCO が 独自開発した機能って何かあったっけ,って感じ.
ざっと商品情報とかを見てみると,32CPUまでのSMPや 64GB メモリのサポート なんて話が並んでいるけど,このあたりになると Linux の方が先に進んでいる 気がするし,もともとの技術は IBM や Intel あたりにルーツがありそうなの で,「Linux の SMP のコードはウチのをパクった」なんて主張をしてくること は無いだろう.
# カタログを見ると,最近追加された機能は OSS 系のものばかりだし..
特に後半の "Forward-Looking Statements:" のあたりは,「前向きの声明」と いう見出しながら,その内容は破綻した際の責任逃れみたいな記述になってい るのが何とも物悲しい.