diary/Kojima

・dvdstyler

手元の動画ファイルを DVD プレイヤーでかけれるようにする必要があって, Linux 上のオーサリングソフトをいろいろ調べたのだけど,dvdstyler というのがすごく便利だった.

Linux上でのオーサリングには dvdauthorというのが あって,Linux Journalには詳しい解説が あるのも見つけてはいたものの,コマンドラインのツールで,オプションでメニューとかを 指定するのはすごく大変そうだなぁ,,と尻込みしていたのだけど,dvdstyler はその大変 そうな部分をGUIでできるようにした dvdauthor のフロントエンド的な位置づけみたい.

基本的に動画ファイルを登録して,それを呼び出すためのボタンを含むメニュー 画面を作ってやればオーサリングが完成するので,思ったよりもずいぶん簡単 に DVD を作成することができました.

一応,メニュー画面は GIMP で 720x486(NTSC) を選んで,そのサイズで適当に 画像を貼るなり文字を入れるなりすれば作れるし,動画ファイルの切り貼りあ たりもCinelerra を使えば実現できるので,一応,デジタルビデオカメラで撮っ た画像はキャプチャリングから編集,DVD化まで,Linux 上で完結できた.

実は,今回一番手間どったのは,DVD プレイヤーで再生可能な CODECS に合わせて動画 ファイルを作るあたりで,vlc や MediaPlayer といったソフトウェアプレイヤー だとさまざまな CODECS に対応しちゃうのに対して,ハードウェアの DVD プレ イヤーだと再生できるのが MPEG2 でフレームレートが 29.7fps のみ,みたい な縛りがあるから,それに適合した形式に変換するためには ffmpeg や mencoder にどういうオプションを指定すればいいかを調べるのが一番面倒だっ た.dvdauthor がエラー終了するので、なぜかなぁ、、と調べたら、動画ファイルの 形式が DVD の仕様に合っていなかった、なんてこともあったり。

まぁ,このあたりは,むしろ ffmpeg や mencoder の機能が豊富すぎて困った,という状態なので,一 昔前みたいに「ビデオ編集には Windows が必須」という時代ではなくなったこ とは実感した次第.



トップ   編集 凍結 差分 バックアップ 添付 複製 名前変更 リロード   新規 一覧 検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS
Last-modified: 2021-12-17 (金) 16:35:41