diary/Kojima

・Google Chorome OS

Googleがネットブック用のLinuxベースのOS(Chorome OS)の提供を発表して話題になっている. 実物が出てくるのは来年らしいけど,MSのノートブック用も視野に入れたWindows7の発売に合わせて, 機先を制するための発表という感じか.

Chrome OSの具体的な形が見えてくるのは今年の後半ということだけど, もし私がデザインするとしたらこんな感じか.

よくも悪くもXのネットワーク透過性なデザインというのは,最近のユーザ環境ではオーバスペックなので, Xは捨てて,必要なソフトウェアをカーネルレベルのフレームバッファで動くようにしてしまう.

PC環境ならば過去の資産(X11用のアプリ)の関係で不可能だろうけど, ネットブック専用ならば使うアプリも限定されるので,不可能ではないだろう. xserverを動かすコストも不要だし,カーネルレベルで描画してくれるのでかなり速くなるはず.

Glibc2にも不要な機能が多すぎるので,uClibcくらいにしてしまう.多分必要なディスク容量は, 1/10くらいになるはず.

uClibcはXを動かせないので,PC環境だと用途が限定されてしまうのだけど, Chromeをフレームバッファで動かせればいい,と割り切れば,それほど大きな改造は不要な気がする.

Chrome OSがどういうものになるかは分からないけど,アプリケーション的な機能はブラウザ環境で実現することにして, OS自体はブラウザを起動するためのboot loaderくらいに考えてROM化してしまえば, BIOSが起動するのと同じくらいの速度でブラウザを立ちあげることも不可能ではないだろう.

GNOMEやKDEの肥大化した環境にもてあそばれていると, この手の限界まで切り詰めたパズル的な環境に興味が出てくるのだけど, ヒマができたらAndroidベースのPlamoとかを考えてみようかしらん(笑



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Last-modified: 2021-12-17 (金) 16:35:41