diary/Kojima

・CMU 日本校

兵庫県が誘致して、米国校と同じカリキュラム(授業も英語 :-)を学べる、と開学当時は話題になっていた CMU 日本校が撤退して、県立大大学院との連携に切り替えるとか

ちょうど神戸で教鞭を取ってたころだったので話題になることも多かったのだけど、 授業料が高くて、一般の学生よりも企業派遣が前提だったから、昨今の不況の波をもろに受けた感じだなぁ。

まぁ、最近は米国を中心に大学の講義をYouTube等で公開する動きもあるので「授業を視聴できる」 だけでは魅力に乏しいことも事実だろう。

今も非常勤で授業は持っているけど、最近の大学やら大学院で求められる 「仕事に直結した」「最新の」知識ほど、陳腐になるのも早くて、 結局、5年、10年と使えるのは、それらの知識の背後にある「モノの見方」や 「考え方」といったメタな部分だと思うことしきり。

# 逆にもっと下のレベルの、資料や論文の「読み方」「書き方」といった技術的な部分も重要だったりするが

そういったメタな部分の考え方とか技術レベルのノウハウみたいなのは、教室の定型的な授業よりも、 ゼミで先輩にこてんぱんにやられたりとか、その後の飲み会の席での議論とかで身につける類いのものなので、 昨今のような効率重視の教育システムの中では学びにくいことも事実だろうなぁ。



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Last-modified: 2021-12-17 (金) 16:35:42