diary/Kojima

・トヨタのリコール問題

2年ほど前は売上がGMを抜いて我が世の春を謳歌していたトヨタが、リーマンショック以後の売上急減に加えて、 最近では米国で販売した乗用車のアクセルペダルに材質的な問題があって大規模なリコール問題に発展したり、 さらにプリウスでもブレーキが効きにくくなることがある問題が発覚しているそうな。

まぁ、物づくりの哲学云々はよく分からないけど、昨今の世界規模での競争の結果、できるだけ部品は共通化してコストを 下げようとしただろうことは想像に難くないし、その結果、車種を問わず使われていたアクセルペダルに生じた問題が、 何百万台規模に拡大することも致しかたない気はするところ。

# アクセルペダルではなく、電子系に問題があるのでは、という話もあるようだけど

大学時代は生物学(特に生態学)を学んでいた人間からすると、 特定の環境に適応し過ぎた種は、その環境が少し変化することで絶滅してしまうというのは歴史の語るところであり、 そのためにも「種の多様性」が大事なように、特定の経済状況に対応して売れすぎた「製品」というのは、 その状況が少し変わることで売れなくなるというのは肝に命じておくべきところだろうな。

だからといって、Plamo が時流に反していることの擁護にはならないだろうけど(苦笑

# まぁ、個人的には「ガラパゴス」こそ遺伝子の多様性を守るプールだ、という気もしているけど



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Last-modified: 2021-12-17 (金) 16:35:42