・Paroleメディアプレイヤー
Xfce向けに開発されているParoleというメディアプレイヤーがVirtualBox(VBox)環境では "指定されたvideosink videoが動作していません" と言って動かない。
paroleはバックエンドにGStreamerを使っているらしいけど、 同じくGStreamerを使っている Totem メディアプレイヤーはVBox環境でも動作するし、 smplayerやvlcも問題ない。
VBox環境ではXVideoExtensionの機能が無いので、 他のメディアプレイヤーでもビデオ出力先をXVideoではなくX11にしてやる必要はあるのだが、 paroleのメニューにはその種の設定をする機能は無さそうだ。
GStreamer側で設定するのかなぁ、、と思って、 gstreamer-propertiesでビデオ出力先を明示してみてもparoleには反映しないらしい。
paroleのヘルプメッセージを眺めてみると --xv なんていうオプションがあるので、 これで指定するのかしらん、と試してみるけど、使い方が分からない。
$ parole --xv --xv の引数がありません $ parole --xv disable (parole:6700): GLib-WARNING **: (gerror.c:390):g_error_new_valist: runtime check failed: (domain != 0) --xv 不明な引数 : disable $ parole --xv off (parole:6703): GLib-WARNING **: (gerror.c:390):g_error_new_valist: runtime check failed: (domain != 0) --xv 不明な引数 : off
VBoxな環境では、xvinfo で"no adaptors present"になるので、これが原因だろうか、、と思って、 VBoxのGuestAddonを入れて、VESAではなく専用のドライバに更新してみても、 DRIは使えるもののX-Video Extensionの機能は入らないらしい。
$ xdriinfo Screen 0: vboxvideo $ xvinfo X-Video Extension version 2.2 screen #0 no adaptors present
parole側の問題だろうか、、とArch Linuxのビルドスクリプトを眺めて、--with-gstreamer=1.0 してみたものの、 GStreamer-1.0系にはCODECSの類いをほとんど入れていないので、そのレベルで動作しない。
さて困ったなぁ、、とエラーメッセージを手がかりに調べたら、 こういうサイトを見つけた。
全く同じ問題に遭遇していたのだけど、結論としては、parole の --xv オプションの引数は、true|false で指定するんだそうな。。。
上記サイトではソースコードを調べてオプションの指定方法を見つけたそうだけど、 機能のトグルに true|false を指定するのはあまり見たことが無い流儀だなぁ。。