・ちと家の仕事で忙しかったのと、気持ちいい天気に誘われて忙しい合間に 1 時間ほど自転車に乗ったのが影響して、仕事が終ったあと気持ちよく爆睡してしまったので一日遅れの記述(苦笑)

・最近買った本(マンガ :-)その 2

「もっけ 3」(熊倉隆敏/アフタヌーンKC)

見鬼の姉(静流)と憑坐の妹(瑞生)が主人公の妖怪マンガ。京極夏彦以来、集合的無意識や概念といった観念的な扱いが多くなった「妖怪」というモノに対して、水木しげる以来の伝統を受けて正面から別次元の実在として扱っている数少ないマンガ(笑)。

# もちろん、京極さんが水木しげる信者ということも知らないわけではない。

講談社の「アフタヌーン」という月刊誌上で隔月連載という優雅な連載だと思ったけど、この作者はかなり勉強しているよなぁ。今回のも「北越雪譜」からの引用が入ってたり、大マナコを籠目で払う話があったり、民俗学的な基本をしっかり押えている感じ。個人的には、静流の見るこちらの世界とあちらの世界が混ざった景色が好きなんだけど、「現代」における妖怪の位置づけという意味ではもう一ひねり必要かも知れない。

# そこを捻って、現代における妖怪の合理的な位置づけを確立したのが京極さんだと思ってはいる。

今回も Plamo はおろか、Linux な話すらないぞ(苦笑)


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Last-modified: 2021-12-17 (金) 16:35:41