・台風一過、、

台風6号が四国から近畿を通過して日本海へ抜けて行きました。明石に9:00過ぎに再上陸したそうだから、うちの近所は10:00くらいに通過したはず。お昼前の風雨はそれなりに激しかったけど、前が見えなくなるほどの雨でもなく、風もそれほど大したことはありませんでした。

今回の台風でも3名くらい死者がでているらしいけど、被害者らは海や海岸で遊んで波にさらわれたような人たちみたいだから、実質的には飛行機や新幹線のダイヤが乱れた程度の被害で済んだのでしょうか。

夕方には、「台風一過」という感じの青空が広がり、きれいな夕焼けがでてましたが、こういうのを見ていると「台風」というのはちょうど「災い」とともに「恵み」も連れてくる「荒魂(あらみたま)」と「和魂(にぎみたま)」の両側面を持っているなぁ、、という印象。多分、日本人が稲作を始めたころから、「台風(昔は「野分」と言ってたか)」は強い風雨で災いをもたらす一方で、稲作に必須の水の恵みももたらしたから、そのあたりの経験が「災い」と「恵み」をもたらす日本神話の神々の姿に反映されているような気がした。

このあたりを考えて行くと、「塞翁ヶ馬」ではないけど、日本人の心性には「災い」は「恵み」と共にある、というのがあって、その結果、過去の悲劇(災い)は必ずしも悲劇 だけではなくてそこから得た「恵み」もあるから、いつまでも「災い」のみを記憶に留めていても仕方ない、という考え方が出てくるような気がする。

# 台風はくり返しやってくるのだし。。

まぁ、こういう考え方自体は過去に受けた被害を延々と主張し続けるよりも前向きではあるとは思うものの、国際的にはそういう考え方をしない国家の方が多いことを忘れてはいけないと思った今日このごろ。。



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Last-modified: 2021-12-17 (金) 16:35:41