diary/Kojima

・上京中,ちょっと時間があったので,上野公園まで足をのばし,上野の森美 術館の「大兵馬俑展」と国立博物館の「中国国宝展」を見てきました.

兵馬俑とは秦の始皇帝の陵墓に収められた陶製の兵士像ですが,その実物をじっ くりと見ることができました.「一体一体異なる」と聞いてたものの,実際に 見てみると髪やヒゲ,鎧,靴等,細部まで写実的に作られていて,まるで実際 にモデルを見ながら作ったような印象.よくまぁこんなのを数千体も作ったも んだなぁ,,というのが正直なところ.ただ,兵馬俑の実物は面白かったもの の,展覧会の規模としてはあまり大きくなくて,兵馬俑の話は最初のあたりだ けで,後は付属して発掘された小物類の展示だから,内容的にもそれほど深み は感じませんでした.

「中国国宝展」の方は,最近中国で発掘されたさまざまな文物の展示で,規模 的には「大兵馬俑展」よりもずっと大きく,見ごたえはかなりありました.兵 馬俑のうち,「文官俑」の「日本初公開」が「大兵馬俑展」とダブっていたり, 内容的にも重なっている部分が多かったけど,それは仕方ないところでせう.

「中国国宝展」の方は,モノ自体は大量にあるので見ごたえはそれなりにある のだけど,展示のテーマが「考古学の新発見」と「仏教美術」という 2 本立 てで両者のつながりが薄く,後半の仏教美術の方は見ててちょっと飽きた感じ. 前半の「考古学の新発見」の方は確かに未見のものが多くて面白かったのだけ ど,特定のテーマが無いので,それぞれの展示品が時間軸に沿って並べてある だけな印象.

まぁ,それでも平日の昼間だったこともあって,観客も比較的少なく,わりと じっくりと見れたのは楽しかったかな.



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Last-modified: 2021-12-17 (金) 16:35:41