diary/Kojima

・お葬式

近所のおじいさんが亡くなったので,昨日,今日と通夜,葬式の手伝いに行っ てきました.都会では,葬式は専用の会館などで葬儀社が一切を仕切ってくれ るのですが,私の住んでいる地方ではまだまだ地縁的なつながりが強く,葬式 も司会進行や受け付け用のテント等は葬儀社の世話になるものの,通夜や葬式 の日程調整(お寺さんとの調整やら火葬場との調整等),会場の設営(葬儀の祭 壇は市からレンタルできる),参会者へのお茶の接待,駐車場の案内,受付と 御香奠の預かりなどなどは「隣保(りんぽ)」と呼ぶ近隣の住人がそれぞれ分担 することになっています.

今回はしばらく入院していたタバコ屋のおじいさんが 2/2 の 22:30 ごろ亡く なったそうで,2/3 の 7:00 すぎに連絡があり,8:00 にごろに故人の家に集 り,通夜と葬式の段取りを相談,9:00 すぎから会場になる地区の公会堂の掃 除や祭壇の手配を始めて,16:00 ごろから通夜(通夜自体は参加せずにすんだ).

翌日も 8:00 に公会堂に集合して会場の準備や受付をやり,葬儀が終って棺が 霊柩車に乗って火葬場へゆけば,祭壇の分解や会場の掃除等々,丸2日ほど昼 間の時間は葬儀に取られてしまいました.まぁ,これでも昔に比べるとずいぶ ん簡略化されているそうですが,お葬式には「出す」と「参列する」以外に, 「運営する」というのがあるのにはちょっとびっくりだったり.

昔は「冠婚葬祭」といったイベントの全てが「村」の中で完結して営まれてい たのだろうなぁ..



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Last-modified: 2021-12-17 (金) 16:35:41