diary/Kojima

・busybox

Plamo-4.0x では uClibc-0.97 + busybox-1.00 という組み合わせだったのだけ ど,このバージョンの busybox では initramfs 上から reboot が効かないようなので, 新しいバージョンを模索.

一応,1.0.1 というのが公開されているのだけど,initramfs で root ファイ ルシステムを切り替える switch_root コマンドはこのバージョンでは入ってい ないので,新しい 1.1.0-pre1 のシリーズを試す.

あれこれ調べてみると,以前はあらかじめ作成済の rootfs イメージが公開さ れていた uClibc + busybox の開発環境が,最近では buildroot という方式で 各ユーザーごとに作れるようになっているらしい.で,この buildroot を試し てみると Makefile やらシェルスクリプトやらがあれこれ組み合わさって, uClibc や gcc,binutils のソースコードをネットワーク経由でダウンロード し,その場で全部コンパイルして開発環境を作りあげるというもの.

このアイデア自体は面白いし,各種設定も curses ベースのツールでビジュア ルに可能なのだけど,busybox のある機能だけ変更して再コンパイル,みたい な細かな処理の仕方が分からずに挫折.とりあえず busybox だけ daily snapshot に上げて,従来の rootfs イメージ上でコンパイル.

その結果,reset はできるようになってよろこんでいたのだけど,実際にイン ストールしてみようとするとインストーラがロクに動かずに終ってしまう.うー ん,,と,あちこちに debug メッセージを埋めこんで動作を調べたところ, tr [A-Z] [a-z] が正常に動作せず,A を a に変換できないのが原因の模様. busybox-1.0 ではちゃんと動いているので,ちとソースも比べてみたけど文字ク ラス対応機能が追加されているので,問題点がよく分からない.仕方ないので 1.0 の tr.c を持ってきて胡麻化したのだけど,今考えると tr [:upper:] [:lower] とかで よかったのかも知れない.



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Last-modified: 2021-12-17 (金) 16:35:41