diary/Kojima
・地球温暖化
COP15の失敗等でいろいろと言われているようだけど,最近の温暖化の主因はCO2ではなく,
20-30年ごとに起きる深海域の寒暖の入れ替わり現象のせいだ,という研究が
英国のデイリーミラー紙
に紹介されていた.
ざっと読んだだけだけど,海面下3000ft(というから約1000mくらいかな)の温度を調べると,20-30年ごとに暖かくなる時期と
寒くなる時期があって,過去30年くらいは暖かくなる時期だったのが,今年くらいから寒くなる時期に変ったそうな.
気象庁は,今年の寒波を北極振動が原因と分析
し,この北極振動の原因自体はよく分からないということだけど,上記研究者によれば
北極振動はより大きな太平洋と大西洋の水温の変化に関係しているのだそうな.
この議論によると,この30年単位の深海水温の寒暖の交替現象で,昨今の「地球温暖化」の50%くらいは説明できるという話.
1915から40年くらいが強い暖期,1940-70年代の後半くらいまでが寒期,80年代からが暖期で,今年から寒期に入ったそうな.
まぁ,「地球温暖化」のような,観測者(人類)自身がパラメーターに組み込まれているような問題は視点によって
いろいろと異なる見方が可能,という典型的な例かも知れないけど,この記事で取りあげられている
夏季の北極海の海氷面積が2007年から26%も増えている,って話は,国内の温暖化関連記事では見たことが無かったので,
ちょっと目からうろこ,というか,「死ぬ死ぬ詐欺」ならぬ「温暖化詐欺」というのも案外ありえそうな印象.
「地球温暖化」のデータが自体が捏造された可能性がある,という Climategate問題も日本のマスコミにはあまり取りあげられていないしなぁ..
- 我々も含めて,世間一般ではCO2排出と地球温暖化の関係を強く結び付けている傾向がありますね。確かに「CO2が増えると地球が温暖化する」という構図は解りやすく一般受けするのだけど,今回のような「温暖化詐欺」を示唆するような記事が広まると,そういう機運が冷めてしまいそう。原油の有機起源説とか無機起源説とかいわれているけど,いずれにしても何百万年何千万年かけて大気中のCO2を固定化してきたものを,わずか百年程度で使ってしまうのは,どう考えても地球全体の生態系に良くなさそうだし,世界では1分間ごとにサッカー場30個分に相当する広さの原生林が消えているという現実を踏まえると,さすがに何とかしないといけない印象。例えば,原油採掘を一切止める代わりに,バイオ燃料を作って地中に戻していくとか。 -- tamu
- 個人的には、「成長」が必須の現在の社会・経済システム(=資本主義の仕組み、になるのかな)レベルから見直さなければ解決しない問題という気はしますね。未来に無限の可能性を見るよりも、過去に安定に維持できていた社会・経済システムがあったことを思いだすべきだというか。その意味で日本の伝統的な文化(芸事と呼べるかな)は、完成することなく永遠の向上を目指せる優雅な仕組みを作っていたような気がするところ。 -- kojima
- その一方で、最近の宇宙関係のニュースでは、月や火星に水(の痕跡)が見つかった、とか、地球以外の惑星にも水らしいものが見つかった、とか、「資本主義」には「地球」を食べつくしたあとにも新しいターゲットはありますよ、的なニュアンスを感じてしまうところ -- kojima
- もし、温暖化がホモ・サピエンスに壊滅的な打撃を与えても、その先の文明的?な生命が, -- J.Toyama
- もし、温暖化がホモ・サピエンスに壊滅的な打撃を与えても、その先の文明的?な生命が、ホモ・サピエンスが過去の生命活動を見る様に、歴史を見るだろうと思うのは私だけ(不尊な態度)でしょうか? 過去に酸素を放出して地上に壊滅的?(発展的)な影響をもたらした生物も居るのですがね? それより、今、炭酸ガス性悪説を利用する金の亡者達の所業(現代経済)が人間的だなぁと思います。 多分地球温暖化で海面は低下するでしょうから… でも、此処の入力は難しいですね。 -- J.Toyama